夏季特別展示 エッジ・オブ・プリント展

会期終了

2014年7月1日 - 8月31日

この度、ギャラリーの夏季特別展示として、現在、市原湖畔美術館において開催している「プリントって何?‐境界を越えて」展の出品作家より湯浅克俊、小野耕石、元田久治などの作品を順次、展示替えしながらご紹介します。
まずは湯浅克俊さんの展示。彼は伝統的な木版の技法にこだわりながら新たなイメージの捉え方を探究している作家です。この機会にぜひ作品をじっくりご覧ください。
作家情報
こちらをご覧ください。
営業時間11:00-19:00(月休)
会場アートフロントギャラリー(代官山)
「プリントって何?-境界を越えて」展6/21(土)- 9/15(月祝)@市原湖畔美術館

出展作家

元田 久治Hisaharu Motoda

幼い頃から古びた神社などを好んで描いていたという元田は、リトグラフの手法で建物が廃墟と化した姿を表現し、未来における過去の記録としての都市を描き続けている。誰もが知っているようなランドマークをモチーフとし、都庁、銀座等の東京、北京オリンピックの鳥の巣、シドニーのオペラハウスやシンガポールのマリーナなどが半ば元の姿を残しつつも、放置され風化する中でまるで自然の一部へと戻っていうようなテクスチュアが細かい線と陰影により巧みに創出される。熊本出身の作家が初めて上京したときに抱いた違和感、アウトサイダーの眼差しを保ちつつも、廃墟を通して都市が再生していく兆しを美しく表現したいという。

小野 耕石Kouseki Ono

一見して絵画のような平面作品は、シルクスクリーンによるもので、画面に無数の細かい菱型が並ぶように版を制作し、色を変えながら60回から100回重ね刷りあげる。数ミリの高さに積みあがる「インクの柱」をもとに独自の表現方法を追求し、2015年VOCA賞に輝いた。また小野は立体やインスタレーション作品も手掛け、インクの柱を動物の頭蓋骨に一本一本植え付けた鱗頭シリーズやセミの抜け殻を使った徒花シリーズなどがあり、平面と立体の間を往来しながら版画で可能な表現の領域を広げている。