アートフロントギャラリー(代官山)にて磯辺行久展を開催いたします。
8月3日から始まる市原湖畔美術館でのオープニング記念企画展と合わせ、アートフロントギャラリーでは初期のワッペンシリーズや版画、ドローイングを中心に展示致します。
同時開催 市原湖畔美術館オープン記念企画展「磯辺行久-環境・イメージ・表現-」
8月3日(土)~11月4日(月祝)
市原湖畔美術館について詳しくは
こちらをご覧ください。
2014年春に開催される「いちはらアートxミックス」の舞台となる千葉県市原市。同イベントに先立ち市の「市原市水と彫刻の丘」が名前も装いも新たに「市原湖畔美術館」として今年8月3日リニューアルオープンを迎えます。そのオープニング記念企画として「磯辺行久 -環境・イメージ・表現-」展が開催されます。磯辺は戦後日本の前衛美術を代表する作家でありながら、その活動を一度やめ、 渡米しエコロジカル・プランニングを学んだ後、環境の変化などをテーマとする作家として2000年の大地の芸術祭への参加など、そのアーティストとしての活動を再開しています。同展は東京都現代美術館での回顧展以来磯辺の6年ぶりの国内美術館での個展となり、初期作品群から1960年代の代表的なワッペンの作品群、及び大規模な新作を含む近年の環境問題に取り組んだ作品を中心に構成され、同時に二つの活動期間の間にあるアーティストとしての空白の意味を示唆する展示となります。
アートフロントギャラリーではこの展覧会と平行して、これまで未発表の版画作品や代表的なワッペンのシリーズなど、特に1960年代初期の作品を中心に磯辺の作品を展示します。活動すること、オリジナリティーが最重要視されていた1960年時代のモダニズムのピークに、現代を読み解くキーワードのひとつ「反復」をアートに持ち込み得た異端の作家、磯辺行久の作品を改めて見直していただくチャンスとなります。
出展作家
磯辺は1950年代から版画を制作し、60年代にはいるとワッペン型を反復したレリーフ制作し一躍注目を集めた。ワッペンシリーズには大理石を混ぜた石膏でつくった作品のほか、ドローイングやエンボス、プリントなどの作品がある。1965年ニューヨークに渡り、エネルギーなど環境芸術を学び始めてから作風は大きく変換し、バイオや地質や気象など環境を構成している情報と色彩や形といったアートの伝達ツールを重ね合わせた。2000年に始まる大地の芸術祭との関わりは深く、信濃川の昔の姿をポールで表現したり、土石流の痕跡を作品化した(2015)。アートフロントギャラリーでは既に美術館に納品された作品以外の作品の管理運営を行っており、市原湖畔美術館の開館記念展に磯辺行久展を企画した。